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回顧展『タピオ・ヴィルカラ 世界の果て』の公式アートブックにて、代表の吉泉が寄稿させていただきました。2025.06.05 Media

 
東京ステーションギャラリーにて開催中の日本初の回顧展「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」
同展覧会の公式アートブックである書籍『タピオ・ヴィルカラ 世界の果て』にて、TAKT PROJECT代表の吉泉が寄稿させていただきました。
ヴィルカラは、フィンランドのモダンデザイン界で圧倒的な存在感を放つデザイナーです。
展覧会と併せて、ぜひご覧になっていただけますと幸いです。
 
 
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タピオ・ヴィルカラは、69年間の生涯で、ガラスや磁器、照明や家具などのプロダクトデザインやグラフィックデザインのほか、木彫、金工、ランドスケープアートと多岐にわたる作品を手がけました。
 
自然や都市環境をじっくり観察し生まれたアイディアを、柔らかな手で線や絵に描き姿形に掘り出しました。常に自分の手を使い、ものづくりと真摯に向き合ったヴィルカラ。その考え方や感覚までもが伝わってくるようなヴィジュアルブックを、展覧会に合わせて刊行します。
 
本書は、ヴィルカラ自身が撮影した芳醇なカラー写真と作品やドローイングの図版を渾然一体化し、「手触り」「姿」「ラップランド」「都市」「循環」などの断層を巡り、ヴィルカラの眼や手となって脳内をトリップする1冊です。
 
ダニエル・ナイルス(総合地球環境学研究所)、吉泉聡(TAKT PROJECT)、勝見勝(工芸評論家)、江口宏志(蒸留家)、サミ・ヴィルカラ(デザイナー/タピオ・ヴィルカラ長男)の5氏の寄稿、マーリア・ヴィルカラ(現代美術家/タピオ・ヴィルカラ長女)の言葉を収録。(出版社より転載)
 
出版:Blue Sheep (2025.3.21)
アートディレクション:羅苓寧(中介藝術 intermediArt)
タイポグラフィ・デザイン:加賀山咲子
編集:羅苓寧、いまむられいこ、柴崎明日美
協力:タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団、エスポー近代美術館
翻訳:遠藤悦郎、Simo Vassinen、櫻間裕子
校正:森かおる
印刷・製本:株式会社シナノ印刷
 
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展覧会  「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」展


2025年4月5日(土)―6月15日(日) 東京ステーションギャラリー(東京)
2025年8月1日(金)―10月13日(月) 市立伊丹ミュージアム(兵庫)
2025年10月25日(土)―2026年1月12日(月) 岐阜県現代陶芸美術館(岐阜)